数学
線形代数 (Linear algebra)
の実対称行列 に対して、 の各要素 が () かつ () を満たすとする。 に対して、 と定義する。ただし、 は、 に対して、 のとき 、そうでないとき によって定義される。さらに、 と定義する。以下の各問いに答えよ。
(1) 以下の に対して、 を求めよ。
(2) (1) で求めた の固有値を全て求めよ。
Link to original
(3) (2) で求めた の各固有値に対する固有空間を求めよ。
(4) 一般に は固有値 を持つことを示せ。
解析学・微積分 (Analysis and calculus)
(1) 上の関数 の 階導関数を で表す。以下の各問いに答えよ。
(a) 全ての について を求めよ。
(b) の原点周りでのテイラー級数をとするとき、全ての に関する を求めよ。
(c) 全ての についてが収束することを示せ。
(2) 次の微分方程式の一般解を求めよ。なお、 は関数 の に関する 1 階導関数を表している。(3) 開曲線 に沿った複素積分
を求めよ。ただし、 は円 , かつ とする。
Link to original
ベクトル解析
直交座標系において、、、 軸方向の単位ベクトルをそれぞれ 、、 とする。ベクトル場 を とする。次の各問に答えよ。
(1) を , で定義される円とする。次に示す および に沿った線積分を求めよ。
(a) : 上を点 から点 まで反時計回りに向かう曲線
(b) : 上を点 から点 まで時計回りに向かう曲線
(2) を半球面 () と平面 で囲まれた領域の境界とする。面積分を求めよ。外向き法線ベクトルを用いよ。
Link to original
確率・統計
箱の中に5枚のコイン(コイン1~コイン5)がある。箱から一様ランダムにコインを1枚選んで何度か投げる試行を考える。ただし、それぞれのコイン の表が出る確率 は次の通りである。
表が出る事象を とし、コイン が選ばれる事象を とする。
Link to original
(1) 選んだコインを1回投げるとする。表が出る確率 を答えよ。
(2) 選んだコインを1回投げたところ表が出たとする。条件付き確率 を についてそれぞれ求めよ。
(3) 選んだコインを2回投げるとする。条件付き確率 を求めよ。ただし は 回目に表が出る事象であり、 である。
(4) 選んだコインを4回投げるとする。 を についてそれぞれ求めよ。ただし は4回目に初めて表が出る事象を表す。
専門科目
情報理論
問1
以下の各問いに答えよ。
Link to original
(1) 区間 () 上の一様分布に従う確率変数の微分エントロピーを求めよ。
(2) 区間 () 上で定義された確率密度関数 に従う確率変数の微分エントロピーを求めよ。
問2
時刻 の入力 () に対し、入力と独立な誤り源 から発生した記号 が加わった値 が出力される加法的2元通信路 を考える。ただし、 は排他的論理和を表し、、 である。誤り源 が、、 となる定常な単純マルコフ情報源である場合について、以下の問いに答えよ。
(1) 誤り源 の定常確率分布を求めよ。
(2) 誤り源 のエントロピーレート を求めよ。
(3) が () である離散無記憶情報源からの出力であり、 が定数 に固定されていると仮定する。 が () である離散無記憶情報源の出力であることを示せ。
(4) 通信路 の通信路容量は以下の式で定義される。ただし、 は と の間の相互情報量を、 は入力 の確率分布を、 は 上の確率分布全てからなる集合を表す。このとき、 となることを示せ。
Link to original
オートマトンと言語
問1
白玉が 個、赤玉が 個入っている袋から1つずつ玉を取り出すという操作を、袋が空になるまで繰り返す。(全部で 回の操作が行われる。)このとき、取り出された順に玉の色を並べることによって得られる長さ の文字列 を次のように定義する。各 に対し、 回目の操作で白玉が取り出されたとき 、赤玉が取り出されたとき とする。このようにして得られるすべての文字列 からなる集合を とする。すなわち、 としたとき である。また、 回目の操作で白玉が取り出されたとき、その時点で袋の中に残っている赤玉の個数を 、赤玉が取り出されたとき、その時点で袋の中に残っている白玉の個数を とし、報酬 が与えられるとする。このようにして得られるすべての報酬の系列 からなる集合を とする。例えば、 で、赤、白、白、赤、赤、白の順に玉を袋から取り出したとき,、 となるので、、 であるが、( と の出現数は等しいはず)、(最後に受け取る報酬は必ず0 のはず)である。
(1) のとき、集合 を受理する状態数最小の決定性有限オートマトンの状態遷移図を示せ。ただし、受理状態に到達することのない状態、および、そのような状態への遷移は省略してもよい。
(2) のとき、集合 を受理する状態数最小の決定性有限オートマトンの状態遷移図を示せ。ただし、受理状態に到達することのない状態、および、そのような状態への遷移は省略してもよい。
(3) 任意の白玉数 、赤玉数 に対し、玉の取り出し方によらず、報酬の総和が となることを示せ。(ヒント: に関する帰納法を用いよ。)
Link to original
問2
文脈自由文法を4つ組 で表す。ただし、、、、 をそれぞれ非終端記号の集合、終端記号の集合、生成規則の集合、開始記号とする。 とする。
(1) とする。言語 を生成する文脈自由文法 の生成規則の集合 を与えよ。ただし とする。
(2) を以下の条件を満たす言語とする。
言語 を生成する文脈自由文法 の生成規則の集合 を与えよ。ただし とする。
(3) とする。以下のような生成規則の集合を持ち、かつ言語 を生成する文脈自由文法 を考える。ただし であり、 は空文字列を表す。(i), (ii), (iii) を与えよ。
(4) 以下の状態遷移図を持つ決定性有限オートマトン で受理される言語を とする。ただし、、、、、 は、それぞれ の状態の集合、アルファベット、遷移関数、初期状態、受理状態の集合を表す。 とする。言語 を生成する文脈自由文法 の生成規則の集合 を与えよ。ただし とする。Link to original \usepackage{tikz} \begin{document} \begin{tikzpicture}[->, shorten >=1pt, auto, semithick] % Define states with absolute positions \node[double,circle, draw] (q0) at (0, 0) {$q_0$}; \node[circle, draw] (q1) at (2, 0) {$q_1$}; % sqrt(3)*2 = 3.46 for equilateral triangle \node[circle, draw] (q2) at (1, -1.732) {$q_2$}; % Transitions \path (q0) edge[bend left] node[midway] {a} (q1) (q0) edge node[below] {b} (q2) (q1) edge node[below] {b} (q0) (q1) edge node[midway] {a} (q2) (q2) edge[loop right] node {a, b} (); \end{tikzpicture} \end{document}